革新のイズム イノベーターの暴論

2015.11.13 On Air

Innovator 39

海水のDNAから魚の分布がわかる!

ブリッジワード英文

宮正樹

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革新を起こすために、貫くべき主義・信念・こだわりとは何か?
技術産業のみならず、福祉や教育、スポーツやカルチャーといったあらゆる分野で挑戦を続ける革新者たちのイズムに迫ります。

わずかな海水から、その海に棲む魚の分布がわかる調査法を開発した宮氏。新種の魚も発見したというその画期的なDNAモニタリング技術とは?

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Innovator’s Profile

どの海にどんな魚がいるかDNAでピタリと当てる男

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宮正樹

千葉県立中央博物館・主席研究員 (兼) 動物学研究科長

1959年東京生まれ。
1987年に東京大学大学院農学系研究科博士課程を修了 (農学博士)。同年に千葉県立中央博物館の前身である準備室に入り,89年に博物館がオープンして以来、魚類の研究を精力的に進めてきた。千葉大学大学院自然科学研究科客員教授(13?15年)、ドイツ・コンスタンツ大学の客員教授(05年)などを務めた経験もある。95年からは遺伝子の本体DNAを用いた分子系統進化学的研究を展開し、発表した論文は133に及ぶ。それらの論文は国内外の専門書や論文に7,500回以上引用されている。2014年からは環境DNAに注目し、魚類の多様性モニタリング技術を確立した。世界で最もよく知られる魚類学者の一人。

世界にはおよそ3万種の魚類がいると言われている。宮正樹氏は海水を分析するだけでそこにどんな魚が棲んでいるかが分かる、画期的な調査法を開発した。

「この海水を調べるだけで、どんな魚がいるか全部わかるんです」と語るのは千葉県立中央博物館の宮正樹。

彼は海水にごくわずか含まれる魚のDNA情報を増殖させる技術を開発、これにより少量の海水さえあれば、そのエリアの膨大な魚の種類を特定することができるという。

この驚異のテクノロジーを紹介し彼の革新のイズムに迫る!

  • その調査法を確かめるべく、中が見えない水槽にいる魚を当てる、という実験を行った。「100%分かる」と豪語する宮氏の言葉通り、彼は見事に魚種を当てた。
  • 海水には魚のフンや粘液が含まれている。そこからDNAを取り出し、データベースと照合して、宮氏は棲んでいる魚の種類を特定するのだという。
  • これまで海水から採取できるDNA情報はごくわずかだったが、宮氏は特別な酵素を加えてDNA情報を次々に増殖させる画期的な技術を生み出した。
  • 宮氏はこの調査法で、新種の魚を発見することにも成功した。今後彼の調査によって、未確認だった魚種の生態が明らかになるかもしれない。

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