革新のイズム イノベーターの暴論

2016.4.1 On Air

Innovator 59

動力源なしで二足歩行するロボット

ブリッジワード英文

佐野明人

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革新を起こすために、貫くべき主義・信念・こだわりとは何か?
技術産業のみならず、福祉や教育、スポーツやカルチャーといったあらゆる分野で挑戦を続ける革新者たちのイズムに迫ります。

人間の歩行原理を解明し、電力のいらない歩行支援機を開発した佐野氏。足の不自由な人々が自力で歩けるような感覚を覚える驚異のメカニズムとは?

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Innovator’s Profile

歩行支援ロボットで福祉に革新をもたらす研究者

ブリッジワード英文

佐野明人

国立大学法人 名古屋工業大学
大学院工学研究科 電気・機械工学専攻 教授

1963年岐阜県生まれ。1987年岐阜大学大学院工学研究科修士課程修了。1992年博士(工学)(名古屋大学)。眼前の現象の力学的原理を発見し,最大限活用することで,複雑になりがちなものを単純で美しいものに仕立てている。歩行研究(歩行・走行現象,受動歩行)では,自然が織りなす歩行のダイナミクスを体で感じながら,ヒトに近い歩行構築や軽やかな歩行支援を行っている。また,触覚研究(触知覚現象,触覚の錯覚)の産業応用に早くから取り組み,触覚を数倍に増幅させる「触覚コンタクトレンズ」や同一ボールペンで筆感だけが簡単に切り換えられる「2触ペン」などを生み出している。2009年「世界で最も長く歩いた受動歩行ロボット」でギネス世界記録認定.2014年9月,世界初の無動力歩行支援機『ACSIVE(アクシブ)』を発表(上市)。2010・2011年度日本ロボット学会理事,2012・2013年度計測自動制御学会SI部門触覚部会主査,2015・2016年度計測自動制御学会理事.日本機械学会フェロー,日本ロボット学会フェロー。

従来のロボットは歩行の際に大量の電気を使用していた。
しかし佐野明人氏が開発したロボットは「無電源」にも関わらず、自然な二足歩行が可能だと言う。

「グライダーがエンジンなしで綺麗に飛ぶように、歩行ロボットもなめらかに歩くのではないか」と語るのは名古屋工業大学教授の佐野明人。

彼は歩行の慣性運動を独自に解明、モーターもセンサーもいらない自然で滑らかな障がい者歩行支援機を開発した。

リハビリ現場でも活躍する彼の研究を紹介、革新のイズムに迫る!

  • 佐野氏の開発したロボットは、電気を使わず歩き続けることが出来る。その動きは、今まで開発されてきた高性能ロボットよりも人間に近い。
  • 人間は複雑な動きを組み合わせることで効率良く歩くことが出来る。佐野氏は人間の“歩行の原理”を解き明かし、ロボットに応用することに成功した。
  • 佐野氏のロボットは福祉にも応用されている。足が不自由な人にも自分の力で歩いているような感覚を与え、使用するのに特別な練習も必要無いという。
  • 佐野氏のロボットは電気を必要としない構造なので、低コストで量産、運用が可能。障がい者支援や介護など、可能性は無限に広がっている。

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