革新のイズム イノベーターの暴論

2016.5.13 On Air

Innovator 65

空に注目!最新の地震研究とは?

ブリッジワード英文

服部克巳

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革新を起こすために、貫くべき主義・信念・こだわりとは何か?
技術産業のみならず、福祉や教育、スポーツやカルチャーといったあらゆる分野で挑戦を続ける革新者たちのイズムに迫ります。

上空10万メートルにある「電離層」と地震前兆の関係性に着目した服部氏。海外の学会でも妥当性が認められた地震発生の予兆メカニズムとは?

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Innovator’s Profile

空を見上げて地震の前兆を探る男?

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服部克巳

千葉大学 大学院理学研究科 教授
1965年愛知県生まれ。名古屋大学工学部卒、名古屋大学大学院工学研究科博士課程修了後、富山県立大学助手、国立群馬工業高等専門学校講師、理化学研究所研究員、千葉大学海洋バイオシステム研究センター/千葉大学理学部准教授を経て2009年より現職。博士(工学)。1997年頃から電磁気学的なアプローチによる地震短期予測の研究を開始し、地球磁場や電離層電子数とマグニチュード6以上の地震に先行する有意な相関を発見する。GPSデータを用いて擾乱時の電離層電子を可視化する電離層トモグラフィーを開発し、地震に先行する電離層電子動態の把握に成功。地下の破壊現象である地震がどのように電離層まで影響を与えているのかを総合的に解明し、非地震学的手法による地震短期予測(地象天気)の実現に奮闘。気象レーダによる降雨情報のような地下活動情報を提供して、地震の人的被害を軽減することが夢である。

いつ、どこで、どんな地震が起こるのか?千葉大学大学院の服部克巳教授は、これまでにない視点で地震研究に取り組み、世界から注目されている。

「地震発生前、上空にある異変が起こる」と語るのは千葉大学大学院教授の服部克巳。

彼は地上10万メートルの電離層を分析、地震発生前に電離層の電子が増えるという仮説を導き出した。

世界中の学者からも大きな期待が寄せられている彼の研究を紹介、革新のイズムに迫る!

  • 従来の地震研究は地中を観測することがほとんどだった。しかし、服部氏が注目したのは遥か上空、地上10万メートルの高度にある「電離層」である。
  • 一般的に電離層では、昼間は「電子」が多く、夜になると少なくなる。ところが、大きな地震の直前には昼夜を問わず多くの「電子」が観測されていた。
  • 地震が発生する直前に地下の岩石がこすれあって電気が発生し、それが上空の電離層に影響を及ぼしているのではないか」と、服部氏は仮説を立てた。
  • 服部氏の研究は、欧州地球科学連合総会でも妥当性が認められた。今後は、空を見上げることで地震の前兆がつかめるようになるかも知れない。

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