革新のイズム イノベーターの暴論

2016.9.13 On Air

Innovator 72

カイコで人類を救うシルク研究

Silk Research for Saving Mankind with Silkworms

朝倉哲郎

Tetsuo Asakura

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  • 朝倉哲郎

革新を起こすために、貫くべき主義・信念・こだわりとは何か?
技術産業のみならず、福祉や教育、スポーツやカルチャーといったあらゆる分野で挑戦を続ける革新者たちのイズムに迫ります。

世界初のシルク製人工血管により微細な血管を作ることに成功した朝倉氏。
さらに自分の血管が再生されるというシルクの驚くべきパワーとは?

ブリッジワード英文

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Innovator’s Profile

シルク製の人工血管で世界を救う男

ブリッジワード英文

朝倉哲郎

東京農工大学大学院工学研究科 名誉教授・特任教授
1949年神奈川生まれ。
東京工業大学大学院博士課程修了後、日本大学松戸歯学部助手、東京農工大学助教授、フロリダ州立大化学科招聘教授を経て東京農工大学教授、現在に至る。
蚕糸学会進歩賞、繊維学会桜田武賞、繊維学会賞、高分子学会賞、繊維学会功績賞、高分子学会功績賞、日本核磁気共鳴(NMR)学会特別講演者(功績賞相当)等受賞。
元NMR学会会長。
生研機構基礎研究推進事業、生研センターイノベーション創出基礎的研究推進事業、農水省アグリバイオ実用化・産業化研究、JST先端計測分析技術・機器開発事業等、大型プロジェクト研究代表者。
編書は、Biotechnology of Silk (Springer),広がるNMRの世界(コロナ社)等、多数。

東京農工大学特任教授、朝倉哲郎。彼は“衣料”に使われていたシルクを“医療”に応用。人間の生命を繋ぐシルクロードを一代で築き上げた。

「シルクは世の中を救うほどの非常に素晴らしいパワーを持っている」と語るのは東京農工大学特任教授の朝倉哲郎。

彼はシルクから世界初の人工血管を作ることに成功、これまで不可能だった微細な人工血管が制作可能となった。

さらには自分の血管が再生するという驚異の研究を紹介、革新のイズムに迫る!

  • シルクは人体を構成するタンパク質で出来ているので、人間の体内に入れても拒絶反応が少ない。その為、医療の現場では縫合糸として利用されていた。
  • 朝倉氏はシルクの持つ可能性に着目。人体に入れても時間がたてば自然分解される性質を利用し、世界初の“シルク製”人工血管を生み出した。
  • 今までの人工血管は使用できる用途が限られ、拒絶反応も多かった。しかし、朝倉氏の開発した人工血管ならば人体のあらゆる部位で代用が可能。
  • シルク製人工血管が人体で自然分解された時、そこには自分の細胞で作られた新たな血管が生まれる。朝倉氏はシルクで生命を紡ぐという偉業を成し遂げた。

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