革新のイズム イノベーターの暴論

2016.10.13 On Air

Innovator 79

「脳で会話」を可能にした男 

Conversation via the Brain

長谷川良平

Ryohei Hasegawa

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  • 長谷川良平

革新を起こすために、貫くべき主義・信念・こだわりとは何か?
技術産業のみならず、福祉や教育、スポーツやカルチャーといったあらゆる分野で挑戦を続ける革新者たちのイズムに迫ります。

人間の脳波を研究し、独自の法則を発見した長谷川氏。
ある特殊な脳波を解析して生み出された、新時代の意思伝達支援装置とは?

ブリッジワード英文

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Innovator’s Profile

気持ちを解読できる脳波で心を読み取る男

ブリッジワード英文

長谷川良平

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人間情報研究部門
ニューロテクノロジー研究グループ・研究グループ長
1997年 京都大学大学院理学研究科博士過程卒(京大霊長類研究所にて神経生理学を専攻、理学博士)。 米国国立衛生研究所などの研究員を経て現在、産業技術総合研究所人間情報研究部門ニューロテクノロジー研究グループ長。意思決定の脳内機構に関する基礎的研究と、脳内意思解読による外部機器制御(ブレイン-マシン インターフェース=BMI)に関する応用開発に取り組んでいる。2010年、重度の運動機能障がい者の「生活の質」向上を目的とした脳波による意思伝達装置「ニューロコミュニケーター」の試作開発に成功。その社会的インパクトは大きくTBS『夢の扉+』を始め各種メディアで度々、その開発の様子が紹介されている。2011年から福井大学(連携大学院)客員教授を兼務。

意思はあるのに、言葉が使えず、伝えられないもどかしさ。長谷川良平氏は人間の脳波を捉え、会話や文字を必要としない意思疎通を可能にした。

「気持ちを解読して脳波をスイッチの様にして使う」と語るのは産業技術総合研究所ニューロテクノロジー研究グループ長の長谷川良平。

彼が開発した意思伝達支援装置は、特殊な脳波の解析から本人の意思を感知、速やかに表現することが可能となった。

話したり書いたりすることが出来ない人々のコミュニケーションを豊かにするこのテクノロジーを紹介、革新のイズムに迫る!

  • 様々な理由により喋ることも書くことも出来ず、自分の想いを伝えられない人がいる。長谷川氏が開発しているのは、そんな人々の為の意思伝達支援装置。
  • 人間の脳は複数の選択肢の中から意思を決定した時、「P300」と呼ばれる特殊な脳波を出すという。長谷川氏は、このP300に着目した。
  • 長谷川氏の開発した装置はP300を感知し、人間の心を読み取る。口も体も動かさずに、モニターに表示されるアイコンで気持ちを伝えることが出来る。
  • さらに長谷川氏は、脳波を感知し「感情」を動きで表現するロボットまで作り出した。言葉が使えなくても意思を伝えられる時代が着々と近づいている。

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