革新のイズム イノベーターの暴論

2016.12.14 On Air

Innovator 85

マイクロハンドで医療革命

A Revolution in Electronic Circuits

小西聡

Shinya Shimizu

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革新を起こすために、貫くべき主義・信念・こだわりとは何か?
技術産業のみならず、福祉や教育、スポーツやカルチャーといったあらゆる分野で挑戦を続ける革新者たちのイズムに迫ります。

人間の手の動きと連動する極小サイズのロボットハンドを開発した小西氏。
医療分野での活用が期待される驚異の「マイクロハンド」とは?

ブリッジワード英文

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Innovator’s Profile

「マイクロハンド」で医療の世界を変えてゆく男

ブリッジワード英文

小西聡

立命館大学 理工学部教授、バイオメディカルデバイス研究センター長
東京大学電子工学科卒業(1991年)、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(1996年)、博士(工学、東京大学)取得(1996年)。博士課程在学中に日本学術振興会特別研究員(DC1)。学位取得後、立命館大学機械工学科講師着任(1996年)、同助教授(1999年)、同教授(2006年)、現在に至る。
専門は、MEMS・マイクロマシン。特に動くマイクロマシンやバイオシステムに関心をもち、人工筋肉マイクロアクチュエータや細胞とマイクロマシンを融合した“細胞ーグ”マイクロマシンを創って、バイオメディカル分野への応用に取り組んでいる。
医薬工連携に関して、2007年より滋賀医科大学客員教授を兼任、また京都大学薬学研究科連携教授兼任の経験も有する。MEMS・マイクロマシン分野の国際会議IEEE(米国電気電子学会)MEMS2007実行委員長を務めるなど国際的な活動も多く、カリフォルニア工科大学の研究員、ブリュッセル自由大学およびハーバード大学のVisiting Professorの経験も有する。国際学術論文誌IEEE Journal of Microelectromechanical Systemsをはじめ複数の論文誌のEditorも務めている。
受賞歴に、2010年IEEE EDS Kansai Chapter of the Year Awardや2007年 社団法人電気学会 電気学術振興賞 著作賞、2007年 日刊工業新聞社 モノづくり連携対象特別賞の受賞などがある。

人の手の動きと連動する100分の1サイズのマイクロハンドが、医療の現場を変えようとしている。開発したのは、立命館大学理工学部教授、小西聡。

「マイクロハンドをドクターの手にすれば見つからなかった病が見つかるかもしれない」と語るのは立命館大学理工学部教授の小西聡。

彼は人の手の1/100サイズで手と同じ動きを再現できるマイクロハンドを開発した。

小さな手が患部まで届く、細胞を傷つけず採取できるなど医療分野での活用が期待されるこのテクノロジーを紹介、革新のイズムに迫る!

  • 手袋をはめた手と同じ動きをするマイクロハンド。シリコン製の指先は長さ7ミリ、幅1ミリ。電気ではなく空気圧や生理食塩水の圧力で指を動かす。
  • 内視鏡の先端にマイクロハンドを付ければ、邪魔な部分を押し上げてカメラや刃物を入れることが出来る。また、体内で患部を触診したり、薬を塗ることも可能。
  • 小西氏は更なる取り組みとして、マイクロハンドの動く原理を応用した人工腸管マイクロマシンを作成。腸や血管を再現して新薬の開発に役立てるという。
  • 「医療の分野はマイクロマシン技術が活躍する格好の場。その無限の可能性を追求していきたい」と小西氏は語る。小さな手が、医療を大きく変えてゆく。

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