現在のモータースポーツ活動

いよいよフォーミュラEにワークス参戦。
DTMへのワークス参戦も継続しながら、日本国内レース参戦チームをサポート

Audi Sportのモータースポーツ活動は、2017年冬から新しいフェイズを迎えます。12月2日に香港で2017/2018年シーズンが開幕する、電気自動車によるレースシリーズ、フォーミュラEへのワークス(メーカー自身が運営するチーム)参戦が、いよいよ始まります。参戦チームをAudiが支援する形で2014/2015年シーズンから始まった挑戦は、2016/2017年シーズンのドライバーズタイトルに結実しました。ドイツメーカー初のワークス参戦となる今シーズンは、ニューマシンのAudi e-tron FE04で、ドライバーズ、メイクス(メーカー)の両タイトル制覇を目指します。また、市販車がベースのAudi RS 5 DTMによる、DTM(ドイツツーリングカー選手権)へのワークス参戦も継続。日本国内のレースに参戦するプライベートチームへの支援も、引き続き注力していきます。

ワークス参戦

フォーミュラE(FIAフォーミュラE選手権)

フォーミュラEは2014/2015年シーズンから始まった、世界初の電気自動車によるFIA公認レースシリーズです。シーズンは年度をまたいだ冬から夏。排ガスを出さず、騒音も少ないことから、主に市街地のコースで開催されます。給油の代わりにレース中の車両の乗り換えがあり、観客とドライバーが交歓するファンブーストと呼ぶ機会が設けられるなど、これまでのレースにない見どころがあります。Audiでは、シリーズ初年から参戦したチームABTシェフラーを支援。2016/2017年シーズンには、ルーカス・ディ・グラッシ選手がドライバーズタイトルを獲得しました。2017/2018年シーズンからは、その栄えあるチームの運営主体となり、ワークスチームのAudi Sport ABTシェフラーとして、ニューマシンの Audi e-tron FE04で参戦します。

Audiは、2014年に初のプラグインハイブリッド車のAudi A3 e-tronや、2016年にはV6ディーゼルエンジンとquattroを搭載した世界初のプラグインハイブリッド車のAudi Q7 e-tron*を発表しました。さらに2018年には、初の市販型電気自動車となるSUV*の発売を予定しています。以後、2025年までに20車種以上の電気自動車とプラグインハイブリッド車を市場に投入する予定です。Audiのハイブリッド車には、ルマン24時間レースを制した初のディーゼルハイブリッド車、Audi R18で培った電動化技術が息づいています。フォーミュラEへの挑戦も、極限のモータースポーツの舞台で技術を磨き上げてきたAudiの伝統通り、市販型電気自動車に活かされるのです。
*日本国内未導入。市販型電気自動車SUVの日本導入時期も未定です。

Team Audi Sport ABT Schaeffler
(チーム・アウディスポーツ・アプト・シェフラー)

Audiにも部品を供給する大手サプライヤーのシェフラー社と、長年Audiでレース活動をしてきたABT社を運営主体としたチームABTシェフラーは、フォーミュラE参戦以来の3シーズンで、シリーズ最多記録となる通算24回(2016/2017年シーズン終了時点)の表彰台を獲得してきました。AudiのワークスチームとなるAudi Sport ABT シェフラーは、その高い技術力やチーム運営力をそのまま受け継ぎます。ドライバーは2016/2017年 シーズンにドライバーズチャンピオンに輝いた、ブラジル人のルーカス・ディ・グラッシ選手と、24歳の若さながら、4回の表彰台を獲得したドイツ人のダニエル・アプト選手。0-100km/h加速3.5秒、最高速225km/hの俊足で市街地のコースを駆けるニューマシン、Audi e-tron FE04の活躍にご期待ください。

DTM(ドイツツーリングカー選手権)

ドイツを中心に、欧州各国で9戦が開催されるDTM(Deutsche Tourenwagen Masters)は、街を走る市販車と同じモデルが競い合うことから、大変人気があるシリーズです。Audi Sportでは、スポーツクーペのAudi RS 5をベースとしたマシンでこのシリーズに挑み、2016年シーズンにはマニュファクチャラー(メーカー)とチームの2部門を制するなど、多くの勝利を挙げてきました。2017年シーズンも、フルモデルチェンジを遂げたばかりのAudi RS 5でワークス参戦。美しいフォルムに逞しいエアロパーツを纏ったマシンが、ファンを沸かせています。

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